受験しやすくなっている介護職員初任者研修

ホームヘルパーの資格というと、以前はホームヘルパー2級と呼ばれていたが、現在は名称が変わり「介護職員初任者研修」と呼ばれている。ホームヘルパーになるにはこの介護職員初任者研修を取得していなければならない。

この研修は130時間のカリキュラムが用意されており、最後の修了考査に合格すると資格を得ることができる。国家資格とは違いこの資格は認定資格だ。取得に際しての費用の面を過去のホームヘルパー2級の場合と比べてみても、介護職員初任者研修の方が高くなっている。だが、国でも介護職員を増やしたいという事で助成制度を設けている。自分が住んでいる市区町村で助成制度があるかを確認さしてみることをお勧めする。費用の一部、または全額を助成してくれる所もあるのだ。

この研修ではどのような内容を勉強するかというと、介護の基本は勿論、介護福祉サービスと医療の連携について、またコミュニケーション技術についても学び。さらには老化に関する理解や認知症について、障がいの理解や心と体のしくみと生活支援の技術について具体的に学んでいく。日本は今後も高齢化社会になっていくため、もし介護職に就かなかったとしても身内の介護や介助が必要になった時にこの資格を持っていれば実地訓練も受けているので生活に役立つ資格であると言えるだろう。元気なうちにこの資格を取得しておくなら将来的に助けとなるはずだ。

さらに介護職員初任者研修から介護職員実務者研修に受けやすくなる。介護職員実務者研修を取得後経験を積むと介護福祉士の受験資格を得ることも可能だ。介護職を目指しているなら介護職員初任者研修の資格を取得されることをお勧めする。